淡路島、淡路市、洲本市、南あわじ市、皆様の健康をサポートします!
高尾鍼灸院です。
甘酒は一般的にはご飯に米麹を混ぜ、保温して発酵させたもの。
酒粕から作る甘酒と違って、米麹でつくる甘酒は、酒の字はついていますが、
アルコールは含まれておらず、家でも簡単につくることができます。
甘酒には、数えきれないほどの効能がありますが、私、高尾が一番注目しているのは、
なんと言っても腸内細菌(善玉菌)を増やして腸内環境を整えてくれること!
加熱処理していない生の甘酒は善玉菌とビタミン(特にビタミンB群)の宝庫です。
また、腸の状態がよくなると腸内細菌がホルモンの合成に欠かせないビタミンB群を生成してくれるので、
二重の意味でビタミンB群が増えていく好循環になるのです。
『あんなに甘いものを飲んで、本当に腸にいいの?』と思われる方、安心してください。
甘酒は飲んでも不思議なことに血糖が上がらないのです。
ですから甘いものが大好きで止められないという人は、今日からスイーツをやめて、
甘酒生活に替えてみてはいかがでしょうか。
気をつけていただきたいのは、加熱して飲まないこと。
60度以上の熱では酵素が失活し、ビタミンも壊れてしまいます。
逆に、冷やすことや冷凍では酵素は失活しないので、そのままでは飲みにくいという人は、
凍らせてシャーベットにして食べてもよいでしょう。
なお、市販の甘酒は、アミノ酸は含まれていますが、
流通の都合で加熱処理されているため、酵素の働きはあまり期待できません。
手づくりをおすすめします。
一日1杯、みそ汁を飲むことの効果、腸のために納豆、
漬け物などの発酵食品を意識して取っている女性も増えていますね。
生甘酒以外にも、このような発酵食品をとることで、腸内細菌を増やすことができます。
私、高尾がおすすめしたいのは、やはり伝統的な日本の発酵食品です。
先ほど腸内細菌の種類は母親の産道を通るときに決まるとお話しましたが、
国が違えば腸内細菌も違いますし、民族によって、腸内細菌の遺伝子も違います。
やはり日本人には日本の発酵食が体に合っているのです。
余談ですが、日本に昔からある発酵食品に含まれる乳酸菌は、胃酸で壊されることなく、
生きたまま腸まで届きます。
そう!とても打たれ強いのです。
腸内細菌(善玉菌)を増やして腸内環境を整えましょう。