こんにちは。院長の高尾です。
今日は、健康な体を作る食事法についてお話します。
自然界のいろんな現象を「陰」と「陽」に分けてとらえます。
陰陽は反対の性質を持ちながらも、対になって、引き合い、補い合い、入れ替わり、バランスをとりながら活動しています。
たとえば、夏と冬、昼と夜、動物と植物、男と女のようなものです。
私たちが毎日たべる食べ物の陰陽。
<陽性な食材>
動物性食品(特に肉類)
塩・醤油・味噌
<陰性な食材>
植物性食品(特に果物と甘い物)
砂糖・酢・香辛料
※料理法では、熱や時間を加えるほど陽性になります。
その結果つくられる体調や体質も、陰性な食事が多いと、陰性な体調にかたむき、それが蓄積することによって陰性な体質になります。
逆に、陽性な食事が多いと、陽性な体調にかたむき、それが蓄積することによって陽性な体質になります。
さらに、体質は気質を生み、その人の心理状態にも影響するようになります。
陰陽は善悪ではありません。
ただ、陰性すぎたり、陽性すぎたりすると問題が生じます。
適度に陽性な人は明るく行動的ですが、陽性すぎると傲慢で身勝手な行動に走ります。
陰性すぎる人は暗くて引っ込み思案ですが、適度に陰性な人は謙虚で理性的に行動します。
陰性にも陽性にもかたよらない状態を「中庸(ちゅうよう)」と言います。
この中庸を中心にして、陰陽のバランスがとれた状態が健康なのです。
陰性にかたむいている人は陽性な食事を多くし、陽性にかたむいている人は陰性な食事を多くして、バランスのとれた中庸に近づけるのが、健康な体を作る方法です。