こんにちは、院長の高尾です。
これからが風邪の本格シーズンです!
よく風邪をひく人と、ほとんど風邪をひかない人。
さて、この差はいったいどこから生まれるのでしょう。
風邪の約9割はウイルス感染によるものです。
風邪に罹るか罹らないかは、その人の体力や抵抗力にかかっているようです。
では、どのような対策をすればよいのでしょうか。
今回は風邪をよせつけない基本7カ条と免疫力アップの秘訣をご紹介します。
疲労・過労は大敵! ストレスももちろんいけません。
疲れがたまってきたなと思ったらまずは寝ること! 体力の保持を心掛けましょう。
毎日正しい食生活を送るのが理想ですが、
そうでない方は特に、ビタミンAとCを多く取りましょう。
ビタミンAは鼻やのどの粘膜を強くしてウイルスの侵入を防ぐ働きがあり、
人参や小松菜、カボチャ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
ビタミンCは風邪のウイルスに対する抵抗力を高める働きがあり、
レモンやみかんなどの柑橘類、ブロッコリー、ピーマン、じゃがいもなどに多く含まれています。
冬の風物詩「コタツでみかん」は理にかなっている(!?)といえますね。
外出先ではウイルスに接触する機会がぐ~んと増します。
不特定多数の人が触れるものは、ウイルス付着密度が高いと思って間違いありません。
外出から帰ったら、手をよく洗い、できれば顔も石けんで洗ってください。
風邪対策にうがいは定番! 1日5~6回程度が目安です.
のどに付着したほこりや 細菌を洗い流し、潤いを与えてくれます。
咳やくしゃみでなんと万単位のウイルスが放出されるそうです。
マスクでそのすべてをシャットアウトすることは不可能ですが、
マスクの着用でウイルスの侵入を約3割減らせるそうです。
「風邪をひいた」人はもちろん、「風邪をひきそう」というときも、
家族や周囲の人のためにマスクを着用しましょう。
温め過ぎもよくないので、部屋の温度は18度から20度程度に。
外出時は汗をかかない 程度の服装がよいでしょう。
風邪のウイルスの中でも、特にインフルエンザウイルスは、湿度に弱い性質を持っています。
同じ気温でも、湿度20%のときと湿度50%以上ではウイルス生存率にかなりの違いがあります。
加湿器や洗濯物を干すなどで、部屋の湿度を40~60%くらいに保てるとよいでしょう。
あまり上げすぎると、結露やカビの原因になりますのでご注意を。
私たちの体の中には、病気から身を守るための免疫と呼ばれる自然治癒力が備わっています。
免疫細胞のほとんどは白血球にあるので、免疫を正しく働かせるためには、
白血球が正常に 働くようにしなければいけません。
中でも白血球の約35%を占めるリンパ球が重要です。
そのリンパ球の60~70%が腸の中にあるため、
免疫系を強めるためには、腸内環境を整える必要があります。
そこでおすすめなのが発酵食品です。
納豆や漬物、味噌などの発酵食品は、腸内の善玉菌を増やす働きがあり、 腸内環境を整えます。
何種類もの発酵食品を定期便のように毎日食べて補えば、腸内の環境が常によくなり、
免疫力アップにつながります。
体温が上がると血液の流れが良くなり、免疫機能をもった白血球が体中を巡るため、
免疫力が上がります。
お風呂にゆっくりつかる、ウォーキングなどの運動をして筋肉を維持するなどを心掛けましょう。
免疫細胞をつくる素となるタンパク質、
免疫細胞を守り粘膜を作るビタミン類、
腸内環境を整えてくれる発酵食品、
免疫力を上げる働きのあるファイトケミカルなど、
さまざまな栄養素をバランスよく摂ることが大切です。
「病は氣から」と言われるように、免疫にとってストレスは大敵です。
ストレスを受けると自律神経のバランスが崩れ、食欲不振や血行不良を起こし、
免疫力の低下にもつながります。
しっかりと睡眠をとること 、またよく笑うことも血流が良くなり心身のバランスを整えます。
生活習慣、食習慣に注意して、免疫力アップ!
風邪に負けないカラダを目指しましょう!