こんにちは。院長の高尾です。
食べ物には、身体のエネルギーになる以外にも大きな力を持っています。
昔の人はこのことをよく知っていました。
むやみに薬に頼るのではなく、自然の力を見直しませんか?
身近な食べ物で実践できる「お手当て方」をご紹介していきます。
生姜湯を利用した湿布は、お風呂に入れない時にもとても気持ちよく身体を温めてくれる方法です。
湿布に使用する生姜は、種ショウガやひねショウガを使うとショウガに含まれる精油成分や香りや
風味に含まれる健康に役立つ成分をたっぷり使うことができます。
生姜湿布を作る場合には新生姜ではなく、根生姜・ヒネ生姜を使うことがおすすめです。
しょうが湯湿布の作り方
【材料】
しょうが 200g
お湯 3~4L
【作り方】
1.お湯は70~80度に温めたものを大き目の洗面器やバケツに入れて使います。
また、生姜は皮ごとすりおろしガーゼや布で作った袋にいれ、お湯の中に入れてください。
2.厚めのタオルを二枚用意し、生姜湯を染み込ませます。
タオルを一枚取り出ししっかりと絞り血行の悪くなっている部分やイタみのある部分に当てます。
タオルの上からバスタオルやタオルケットをかけて身体とタオルが冷めにくいように工夫してください。
冷めたら初めに漬けておいたもう一枚のタオルと交換します。
3.5~8回タオルを交換し最後に水で絞ったタオルで生姜湯湿布を当てていた部分を拭きあげて終わりです。
ポイント
洗面器やバケツに入った生姜湯が冷めないようにフタをするか、金属性の容器でだるまストーブなどを利用し
温度を保つと良いでしょう。
生姜湯は85度~沸騰させてしまうと、生姜に含まれる成分が変化してしまい効果が減ってしまう場合や
なくなってしまうこともありますので、沸騰させたり沸騰しているお湯を使うのは避けた方が良いでしょう。
生姜湿布をした後は生姜の成分が身体に浸透してきている場合が多いので、1~2時間は入浴を避けることがおすすめです。
試してみてください。